外気遮断           ゲンジホタルの幼虫にとって水温は非常に大切です。25℃以上になると食欲が無くなり28℃以上の状態が長く続くと死んでしまいます。そして5℃前後の低温期が蛹へのスイッチといわれています。ホームセンターで売っている発泡材で囲み、「高断熱高気密住宅」にしてあげましょう。
断熱蓋 同じく蓋の部分も囲いますが、採光も必要です。この場合は真ん中をカッターで切り、上蓋の表と裏にプチプチシートを貼りました。長野県の真冬も戸外で凍ることはありません(水温は4℃位まで下がります)。水道管用の凍結防止ヒーターを併用するとより効果的です。
水槽内部 真冬でも餌のカワニナが白菜を食べています。水槽下部は砂利ですがカワニナの殻もいっぱい落ちています。一年を通して掃除をしません。むしろカワニナの殻は必需品です。ホタルの幼虫は夜行性なので昼間はカワニナ専用飼育水槽のようです。 
同期生 3月に観察のための身体検査をしました。同期生なのに体格の差がかなり激しく、スケール上部の3匹は留年組です。原因は餌なのか遺伝子なのか、はたまた両方なのか結論が出てないようです。(写真よりもっと小さい輩もいます) 
上陸用 4月の初旬、大きな幼虫が外に出たくてウロウロしてたので上陸用の箱に移しました。土と砂で半分に分けておくと、それぞれ好きな土に潜ります。なぜ好みがあるのか、それとも偶然なのか不明です。 
上陸用の土を濡らしておくと光を放ちながら上陸してきます。発光面積は小さいが成虫と違い、左右2ヶ所で点滅なしの発光ですが幻想的です。夜明けまでに土に潜るのに、夜になるとまた這い出す輩が多いが自然界もそうなのでしょうか。 
土繭を作って脱皮をするときれいな蛹になります。 暗くなると薄い皮膚を通して全体が淡く光っています。こんな時はデジカメではなくフィルムカメラで20秒くらい露出したら幻想的な写真が撮れます。
羽になる部分が黒っぽくなって、羽化が近づいています。
背中も黒くなってきました。 黄色の発光体が一節確認でき、この時点でメス確定!
羽化 40日前後になると成虫となって土から這い出てきます。ホタルらしい色になって這い出る寸前の成虫、や真っ白な蛹、這い出た穴などがあちこちにあります(這い出るまで土は絶えず湿った状態にしておきます)。 
土繭 ホタルの出た穴をそっと掘り起こすと土繭を確認することができます。地面より1センチ程度の深さに作るので自然の状態では川の増水は致命的でしょう。
産卵用苔 産卵場所はこのような自然の苔が最高です。自然界での産卵場所と同じ状態を提供することが産卵を成功させる最大の要件です。(このような状態で発送しています。)
産卵 オス数匹とメス数匹を入れておくと、交尾して数日で産卵します。同じ場所にビッシリと黄色い粟粒状に産みますが、慣れないと見落とすことがあります。
産卵 苔が乾かない程度に水(水道水でも可)を与えていると半月ほどで卵の色が黒っぽくなって孵化が始まります。ゴミのようなカワニナのフンのような幼虫の誕生です。
産卵 そのつど孵化した幼虫を水槽に戻すのは面倒なので、写真のように石などの上に卵つきの苔を乗せ循環装置に入れておくと孵化して勝手に水槽に入ってくれます。
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